新潮文庫 nex

LITERARY WORK DETAIL 作品詳細

シリツタンテイアケチコゴロウ
妖怪博士―私立探偵 明智小五郎―
江戸川乱歩/著
幻の街、戦前の東京 その頂点に咲く悪の華。
ある春の夕暮、曲角(まがりかど)に奇妙な十字を書き残す怪老人が向う先には一軒の洋館。そこに捕らわれていたのは、手足を縛られた美しき少女だった。彼女を救うため屋敷に潜入した少年探偵団員・相川泰二は帰還後原因不明の奇行に走り、三人の仲間は行方知れず。なぜ彼らばかりが狙われるのか? 事件は天才・明智に託されたが、謎の探偵・殿村弘三の参戦により、団員らは新たな渦に巻き込まれていく。
ISBN
978-4-10-180092-9
発売日
2017年3月 1日

プロフィール

エドガワ・ランポ

(1894-1965)本名平井太郎。三重県名張市生れ。早稲田大学政経学部卒。日本における本格推理、ホラー小説の草分け。貿易会社勤務を始め、古本商、新聞記者など様々な職業をへた後、1923(大正12)年雑誌「新青年」に「二銭銅貨」を発表して作家に。主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。1947年探偵作家クラブ(後の日本推理作家協会)の初代会長となり、1954年江戸川乱歩賞を設け、1957年からは雑誌「宝石」の編集にたずさわるなど、新人作家の育成に力をつくした。